鍼灸について

当院で使用している鍼の基本的な太さは0.16~0.20㎜になります。
鍼の業界では一般的な太さになります)
体格や体調に合わせて、更に細い・太い鍼を選びます。
E.O.G.滅菌済の安全な使い捨て鍼を使用しています。

鍼灸治療の効果

・自律神経への作用
鍼灸刺激は自律神経に作用し、胃腸や心臓・血管などの働きを調節します。

・鎮痛の効果
鍼通電で身体の一部を刺激すると、痛みを緩和させるホルモンが放出されます。

この刺激は痛みを感じている場所でなくても効果があるため、「肩の痛みを足に鍼を打ったら良くなった」などの経験を生むことがあります。

・血液循環改善の効果
血流の問題により溜まった、痛みや疲労の原因となる物質を洗い流すことが出来ます。


・凝り・筋緊張緩和
血流の改善が行われると、凝り・筋緊張の緩和が起こります。
鍼を打つことで血流改善が起こります。

さらに鍼に通電を行うと、筋肉を『とんっとんっとんっ』と動かすことが出来ます。
この筋肉の動きがポンプの作用となり、さらなる血流改善が行えます。

虚血(=酸素不足)の改善を重視する理由

酸素は無くなると生命活動を停止してしまうほど大切です。

水中で息を止めていられる時間が短いことからも分かるように
、人間には酸素を長時間溜めておく機能がありません。
つまり、常に新しい酸素を取り入れていかなければなりません。

そんな酸素は血液にくっ付くことで、身体の隅々にまで運ばれています。
血液の流れが無い所には酸素が送られないということになります。

そのため、長期的なデスクワークなどで一部の血流が悪くなってしまうと、局所的な酸素不足となり
様々な過程を経て、痛みやコリを引き起こします。



まとめると、血流が悪いところは局所的な酸素不足を生み、痛みやコリの原因となる。

いけだ
いけだ

治療を考える時は、虚血状態を改善することを意識する場合が多々あります。
イメージは「筋肉へ栄養となる酸素を送り、溜まった悪い物(痛み・疲労物質)を血流で洗い流す」です。


鍼通電は狙った筋肉を動かし血流を促す以外にも様々な効果があり、
非常に心強い施術方法として重宝しています。

特に酸素不足による痛み・コリに対しては非常に良い効果をもたらせてくれるため、鍼通電をご利用される方が多い施術方法です。


重度の糖尿病・妊婦・悪性腫瘍・血液凝固に関わるお薬を服用中の方への鍼施術はお断りする方針です。
その他、事前に担当のお医者様への相談をお願いする症状・疾患がございますのでご了承ください。
また、鍼治療と聞いて強く恐怖を抱かない方に推奨しております。